独自の統計理論を基に導き出された如何わしい「数字」を武器に、欲望と絶望が渦巻く世界「MIZUHO」へ立ち向かう統計学者。風車に魅せられた男を追跡した実録ドキュメンタリー。
風車数男の宝くじ講座
読者の皆様は「数字選択式宝くじ」というものをご存知だろうか。「数字選択式宝くじ」とは、国内においては「ナンバーズ」や「ミニロト」といった宝くじのことである。
これは、「年末ジャンボ宝くじ」といった宝くじとは違い、「購入者自らの手で数字を自由に選択できる」ということが一番の特徴である。
では、「自らの選択で当たりやすくなるのか」という疑問点について話しておこう。先に結論から言うと、この問いに対する答えは「NO」だ。
例えば、「ナンバーズ3」の1等当選確率は、常に1/1000、その確率は0.1%だ。「000」も、「123」も、出現確率は0.1%である。
だが、「000」の次回に、同じ「000」が出現する可能性はいくらだろうか。
この答えは、通常の確率と変わることなく0.1%である。しかし、これは逆を言えば「000」以外の出現率が99.9%あるということだ。0.1%の「000」を選ぶか、それ以外の数字を選ぶかは、あなたにお任せしよう。
ちなみに、「ナンバーズ3」の数字パターン全通りをストレートで購入した場合、1000通りで20万円必要だ。しかし、当選金の理論値はおよそ9万円。購入した時点で負けている。
イーブンにするためには480通りに絞り込む必要がある。1000通りから480通り。およそ半分に絞り込むのは大変な作業に思える。
しかし、10個の数字から1個の数字を候補から外すだけで、729通りになる。2個外せば512通りだ。さらに1個外せば343通り。このように、候補数字を絞り込んでいけば、購入点数を減らすことができる。
では、一番重要な問題の「どのようにして絞り込むか」。
ここで役立つのが「統計学」である。統計学とは、経験的に得られたデータから、数値の規則性や性質を見出す学問である。これにより、平均、頻度、期待値、相互関数など、様々な要素が導き出されるのだ。
しかし、「統計学」も完全なものではない故、次回当選番号を的確に導き出すことは容易なことではない。
そこでこの私「風車数男」の独自の統計理論により、この「数字選択式宝くじ」を攻略し、その効果を証明していこうではないか。
■風車数男:略歴
(其の一)長い期間パチスロに毒されていたため、「数字選択式宝くじ」から遠ざかっていた。そんなある日、「変態紳士やまさん」の執拗な勧誘により当サイトにコーナーを設ける運びとなる。
(其の二)過去、独自の統計理論により「ナンバーズ4」においてストレート数字を叩き出す。しかし、購入方法を「ボックス」に設定していたため、1等当選金約100万円を逃す。以降「ボックス」で購入することはない。
(其の三)ミニロトにおいて、独自の統計理論を展開。31の数字から候補数を半分以下に絞り込む理論を確立。過去に何度か1等当選数字を候補に挙げている。全通り購入していれば、累計3000万円程度は当選していたことになる。
(其の四)「変態紳士やまさん」と同一人物ではないか、と噂されるが、それは根も葉もない単なる噂である。彼と同一人物である確率は、読者自身の統計理論によって算出していただきたい。
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