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紳士的賭博観測記録
神出鬼没の変態紳士「やまさん」が贈る脳汁全開コラム。日夜「取材」と称しホール徘徊に勤しむ高純度のスロ中毒者。もしかすると、今夜あなたのホールに訪れるかもしれません。
「紳士的賭博観測記録」 vol.09(06.07.03 UP!)

■ボツ原稿/変態紳士の軌跡

※注意:「笑い」や「変態要素」はまるでありません。いつもの変態的な記録をご希望の方は迷わず飛ばしちゃって構いません。
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【地獄へ手招きするY社 〜後編〜】

「ニューパルサー」ブームも過ぎ去り、第4のリールを持った台やドットや液晶が搭載された物など、様々なマシン達が続々と登場した。

ストック機能やCT、AT等システムも難解になり一層コアなユーザーに片寄るかと危惧されたが、液晶やドット上を所狭しと多彩な演出を繰り広げるキャラクター達の活躍により、より一層幅広いユーザーを獲得することとなる。

今までの演出といえば、完全告知の代表格でもある「ジャグラー」のランプや、「サンダーV」等のリールフラッシュが主なものである。

これが液晶やドットになることでその世界観は大幅に広がり、スロットよりもキャラクターそのものに魅了されるプレイヤーが続出していった。

私が初めて触れたマシン「ニューパルサー」のキャラクターといえば「カエル」。どことなく眠たげなその眼は、今もなお多くのプレイヤーの心に残っていることだろう。しかしファミコンの方が面白く感じていた当時の私には、スロットは地味で退屈なものでしかなかった。そうして前編でも記した通り、あの事件以来全くホールに近付くことは無かった。

「最近のスロットは初心者にも分かりやすい。今度打ちに行く時、お前も来い」

兄である。高校卒業後から数年経ったある夏、すでにスロットの事など忘れ去ろうとしていた頃である。この夏、「S市」に在住していた私は地元に帰省していた。地元はとてつもない程の田舎で、やることと言えばパチンコかスナックで飲むくらいのものだろう。もちろん断るつもりではあったが、スロットについて語る兄の目は今までと変わらず輝いていて『まぁ一回くらいなら付き合うか』とホールに向かう事に。

数年ぶりにホールへと足を踏み入れる。数年前に感じたホールの雰囲気とは異なり、全体的にどことなく明るい空気が私の過去を薄らいでいく。

「初心者にはこれだな」

2002年ヤマサから登場した「タイムパーク」。「タイムクロス」の後継機とのことである。

「ニューパルサー」とはまるで異なるそのスロットを打つと、右側に搭載された液晶が動き出す。『結構きれいな動きだ』と感心していると急に画面の動きが早まっていく。

「おっ、高速、熱いな」

聞いてみると、何やら様々な演出があるらしく、それぞれに期待度が異なるらしい。結局その演出でボーナス当選することになる。ニューパルサーに比べリールの絵柄も見やすく、「リプレイはずし」というものも簡単であった。結果数万円を得ることができ、この日を境に悪魔の棲むスロットの世界に少しづつ魅せられていくのであった。

この夏だけで様々なマシンに出逢った。田舎の娯楽なんてものは結局パチンコしかなく、車を少し走れせればかなりの店舗へ行くことができる。古いもの(コンチ等)から新しいもの(サラ金等)まで幾多の台の前を駆け抜けたあの夏。

勝って、飲んで、遊ぶ。堕落した生活に溺れる私の姿は、高校時代私の前から姿を消した親友の姿と同じものだったのではないのだろうか。スロットを打たない友人とは会話も合わず、同種の人間でしか共有できないものが増えていく。

金が欲しいのか、スロットが打ちたいのかも分からないままスロットに塗れた夏は終わり、「S市」へと戻る日が来る。あの日の親友との再開も叶わず、帰りの飛行機の中で虚しさだけが残っていた。

スロットを毛嫌いしていたあの頃の自分はもう居ない。一人になった私はもう堕ちるところまで堕ちるしかないのだろう。あの日、「カエル」に出逢ったその瞬間から始まっていたことだ。もう後戻りは出来ない。片道切符を手にし、「I LOVE YAMASA」で行こうではないか。

ところがその後、S社の「獣王」にとことん魅せられてしまった私はYAMASAには目もくれず、ひたすら爆裂AT路線へと移行していくのであった。更なる悪夢の始まりである。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

悪夢の中、数年の年月が経ち現在に至る。今ではすっかりどっぷり変態に染まってしまった私ではあるが、まだまだ旅路の途中。イカレ具合に更なる磨きをかけ、全国の変態スロッターに引けをとらない超変人になるため、休むことなく歩み続けなければならない。

まだまだ続く?「紳士記録」。どうなっちゃうの!?・・・



取材ホール/K市M町:【U】田舎のパチンコ屋
プレイ機種/タイムパーク:取材投資4,000円 回収29,000円

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【編集後記(言い訳)】
ほとんどの読者様は飛ばしちゃっているとは存じますが、いちもとは様子の異なる「紳士記録」でしたね。読み返してみると、なんとも面白味の欠片もございませんこと。ボツっちゃうのも無理ありませんね。

取材不足が原因でこんなしょーもない事態になってしまいましたが、またまた心機一転、変態モード全開ブリブリで進行してまいりますヨ! それではしばしの間、ごきげんよう〜。
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