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「紳士的賭博観測記録」 vol.17(06.09.01 UP!)
【己の掟】
「あそこまでやられちゃぁ、だまっちゃいられねぇ…」
バキューン! ずばばばっ! ガシャーン!
凄まじい破壊音の後、そこに一人立ち尽くす男。戦場となった某暴力団事務所には、壮絶な戦いを物語る爪痕と、十数人の構成員の無惨な姿。無論この男も無傷でいられる筈もなく、バックリ斬られた背中には色鮮やかな刺青と、それを一層鮮やかに彩る流血が見える。
場所は変わり、ある港で舟を待つ男の姿。絆創膏や包帯など、先日の戦いの傷もまだ癒えぬ孤高のヒーロー。
「けんさん!」
彼を呼び止めるその女性は、かつて暴力団関係者と交際し、その相手と敵対する組に殺された過去を持つ。そして、その殺された男というのが「けんさん」の親友だったのだ。
「お前のためじゃない。俺は俺の掟に従っただけだ。」
「…け、けんさん…」
そしてスタッフロールへ…。
その後、こいつらがチョメチョメしようがアハン・ウフンしようが知ったこっちゃありません。とにかく、タイトルすら忘れてしまう程の、見た事の無いような俳優主演のVシネマのラストシーンがこんな感じでした。
こう言った作品は、筋書きはベタベタなんですが、そのためか大変分かりやすいんですね。間違っても、ウンチクを並べたい評論家風情にはオススメできません。私のようなイカレた脳みそのリハビリには丁度良いと思ってのチョイスです。
この映画をはじめ、特に極道を描いた作品は「仁義」「仁侠」など、その筋の人ならワードだけで興奮しそうな要素が満載です。
■仁義:1/仁と義。儒教道徳の根本理念。2/道徳上守るべき筋道。3/ 他人に対して欠かせない礼儀上の務め。義理。
■仁侠:弱い者を助け強い者をくじき、義のためならば命も惜しまないといった気性に富むこと。おとこ気。
大辞泉で調べたところ、なんとも素晴らしい意味合いがギュッと込められています。その筋の人だけでなく、世の中の誰に対しても重要なワードだと言えるのではないでしょうか。
不可解な事件が後を絶たない昨今。この世の道徳はどこに行ってしまったのかと嘆く人も多いことでしょう。「昔は違った」と現代社会を非難する声もあるでしょう。
でもね、「全ての人が狂ってる」なんて、私はこれっぽっちも考えてないのです。ましてや「社会が悪い」と短絡的に決めることもできません。まあ私がイカレているということは、紛れも無い事実なのですけどね…。
脱線に脱線を重ね、もはや脱糞してしまいそうなので勝手にまとめちゃいますと、社会に唾はく前に己を磨けと。私に例えると、変態を名乗るなら変態を磨けと。でも御用にならない程度にしたいな〜っと。
まあ、そんな腐ったイデオロギーはどうだっていいのです。今回のテーマは「掟」です。冒頭の主人公も、「親友がやられたら許さない」という「掟」のもと、危険だろうが何だろうがその掟を守り抜いたのです。まぁ、そんな過激なものでなくとも、誰もが己の「掟」というものを胸に持っているのではないのでしょうか。
例えば
「階段は数えながらのぼる。」
途中で話し掛けられ、勘定がグジャグジャになったと思いっきり発狂する人がいるかもしれませんので、階段では充分に気をつけましょう。それとあなた、「グジャグジャ」を見て「ジャグラー」を連想したら末期です。さっさと打ちに行って下さい。私もすぐに後を追いますから…。
例えば
「パンツは左足から、ズボンも左足から、だってはきやすいんだも〜ん。」
とか言うヤツは「掟」の「お」の字も知らない輩なので再教育が必要です。国家資格が必要とされる「ズボンの裾結びの刑」が最適です。しかし、ヘナチンな短パン野郎には無効ですので注意が必要です。
数えると際限なく挙がりそうですが、各々が自身に対しての何らかの「掟」があり、それを破るとトンデモない罰や災厄が降り掛かります。そういった災いを防ぐためにも、「掟」が必要なのです。
私は「変態紳士」。腐っても紳士を語る以上「掟」の一つや二つくらいあります。そんな「掟」に纏わるエピソードは、カミさんと休日に街中を徘徊していた時のこと。
このS市には「アップルストア」があります。アップル社といえば、デザインに携わる者なら馴染みの深い企業です。最近では、ドラマや雑誌の影響なのか、i-pod人気の影響なのか、若い人のアップル社を支持する声がどんどん増えているというではありませんか。
「やっぱりmacはオシャレ。ドラマで見て憧れた。(使いづらいけど)」
「wi●do●sはオジサン臭い。加齢臭がする。(結局これでオフィスワークしてるけど)」
安易に購入する人の意見としては、まぁこんなところでしょう。まったくどうでもいい話ですね。イメージだけで数十万の「デカいおもちゃ」を購入できるんですから、世の中まだまだバブリーです。
またまた脱線してしまいましたが、とにかく「アップルストア」に行きました。この日、あるバンドが「in store live」なるものを開催するというからなのです。そのバンドというのが、夫婦揃って応援しているS市出身のバンド。
ノリノリで酔いしれたライブも終わり、清々しく帰路につこうとすると突如として例の病気が発症してしまいました。もう清々しいくらいにスロットが打ちたくて仕方ありません。
「2,000円だけ! たのんます〜」
人目も憚らず土下座したのが功を奏したのか、ただ単に人目が気になっただけなのか渋々了承。でもここで一つ「掟」が課せられます。そう、「2,000円」の縛りです。
結果、自分でもビックリするほど「2,000円でブリチカ!」。そしてその後も順調にブリブリ、チカチカ。あっと言う間に1,000枚ほど出ました。
「もう止めたら?」
「あ、あ、あと一回ブリチカしたら止めます、それまで打たせて下さい!」
ここでも二つ目の「掟」。次は「即止め」の縛りです。この後、バケを引いたのですが、ビッグでは無いため止めるに止められずズルズルとハマリ地獄へ突入。あの時止めてれば…と思うのですが、なんとかビッグを引くまでは止められません。
結果300枚ちょっとまで減った出玉を見て、己への掟を破った報いは大きいと感じざるをえないのでした。
何を言いたいのかサッパリですが、自分へ課したルールは守りましょう。
取材ホール/S市I町:【M】(深夜まで営業しているお店)
プレイ機種/ニューオアシス:取材投資2,000円 回収6,500円 |
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