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「紳士的賭博観測記録」 vol.20(06.10.04 UP!)
【引きこもり】
ハロー! スロッターの皆様。収支はいかがな塩梅ですかな? もちろん私はクソのようなものですよ。負けに負けを重ね過ぎてしまったため、当分の間は取材を自粛せねばなりません。
「またかよ」とご指摘を受けそうなのですが、本当に大変なのです。月のお小遣いなど、一週間で木っ端微塵にふっ飛びます。酒も飲めない、煙草も買えない、なんにも出来ない程に負けているのです。
「どうやったらそんなに負けられるの?」と不思議に思う方もいるでしょう。でもね、私にとっては何の不思議もございません。生まれもっての運がショボイのでしょう。もはやウンコです。ほっといてください。
問題なのは、とにかく取材ができず毎日を悶々と過ごしているということです。これでは「記録」になりえません。「独りチャレンジ」をするだけの予算もキビシイ状況でございます。
休日だというのに、天気もすこぶる絶好調だというのに、自宅で廃人のように過ごす日々。家から一歩も出ずに、起きては寝て、寝ては起きてのスパイラル。休日のみ引きこもる、言わば「プチヒッキー」状態。艶やかだったはずの変態パワーも、カビに蝕まれるかの如く衰えていきます。
カビってヤツは大変厄介なものですよね。白い串だんごも、一晩で草だんごへとクラスチェンジさせてしまう恐ろしい存在。なんたって、あのアンパンマンですらカビには滅法弱いのです。ヘタレな私なんて一瞬で御陀仏。これでは精神的にもよろしくないので、なんとか外界への脱出作戦を試みました。
取り敢えずパンツをはこう。
自宅から一歩出ると、そこには眩しすぎる太陽の光と、湿気混じりの暖かい空気。耳障りな車の騒音に紛れて鼓膜を優しく刺激するのは、公園の木々にとまる小鳥のさえずり。セ●ズリばかりの誰かさんとは違います。
外界の空気に触れたこの瞬間、私の心の鎖は解き放たれました。私を縛り付けていた「取材」という重荷も、今では綿毛のようなもの。存分に休日を謳歌しようではありませんか。
休日といえばショッピング。しかし満足に買物できるような資金はございません。もしあるならば、真っ先に取材費に充てています。優雅にショッピングなどと、ブルジョワな休日は当分お預けです。
休日といえば映画館。これならいくらか安上がりですが、ポップコーンを貪り、コーラをぐびぐび飲み、ゲップを連発しながらの映画鑑賞となると予算的に苦しいのです。ボディーブローのようにジワジワと効いてきます。
じゃあ、映画館をぐ〜んとランク下げしてレンタルは? これなら1,000円もあれば十分でしょう。安上がりで暇つぶしにもなります。文句なしの休日が送れそうですね。ぐひひ。
早速近所のレンタルショップへ取材敢行です。取り敢えずズボンをはこう。
到着したのは、DVDを始め、CDやコミックまでレンタルできるお店。「T」ではありませんよ。あそこは個人的にあまり好きになれません。あの系列はエロに弱すぎです。話になりません。
私にとって店選びの基準は、「18禁という名の戦場」の狂いっぷりにあります。そこがどれだけの激戦地なのか、どれだけ熱く危険であるかが重要なのです。一人の兵士として、命を賭けて踏み込む価値があるのかが論点なのです。朝まで生テレビでも取り上げて欲しいくらいです。
とは言いながらも、今回は卑猥な作品を借りるつもりはありませんのでノーマルな作品をチョイス。CMでよく宣伝しているようなヤツをテキトーに選びました。内容は糞のようにつまらなかったので、タイトルがなんだったか忘れましたが…。
ついでにコミックもレンタル。なんと10冊のコミックが600円で借りられるんですね。でも10冊って微妙に少ないんですよね。一晩で読み切ってしまいますもの。しかも評価の高い作品は、その評価もあって連載の長いものが多いんですよね。とても10巻程度では完結してくれません。
ということで気づけば30冊くらいになっちゃいました。コミックを入れる安そうなカゴも壊してしまいました。入れ過ぎなのでしょうか。重量に耐えきれず取っ手が取れちゃった。こ、この動きはティ●ァール・・・!?
仕方ないのでそのままカウンターへと進みます。重量を感じさせない足取り、風の如し。カウンターに積まれた大量のコミック、山の如し。虚ろな目の借主の気味の悪さ、鬼畜の如し。ぐひひ…。
欲望の赴くままに借りた結果、ハネモノくらい打てそうな額になってしまいましたが、それもまた結構。ギャンブルとは距離を置いた生活も悪くはないのかも知れません。
しかし、借りたものを全部見るとなると、かなりの時間を要することになります。これではさっきまでの「引きこもり」に逆戻りです。せっかく外界に出て来れたのに、結果として引きこもることへ。
さらに追い討ちをかけるかの如く、レンタル屋の策略にもドップリはまってしまいました。それは、レンタル→返却&ついでにレンタル→返却&続きをレンタル→・・・という誰もが陥ってしまう恐るべき罠。私はこれを「レンタル・スパイラル」と名付けました。
すっかり罠にかかってしまった私は、まるで野うさぎのように無力。レンタル屋の奴隷として、毎週毎週通うことになってしまったのでした。
借りる時は計画的にしましょう。
取材ホール/S市Y町:【S】レンタルショップ
プレイ機種/DVDとコミック:取材投資2,370円 回収0円 |
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