神出鬼没の変態紳士「やまさん」が贈る脳汁全開コラム。日夜「取材」と称しホール徘徊に勤しむ高純度のスロ中毒者。もしかすると、今夜あなたのホールに訪れるかもしれません。
「紳士的賭博観測記録」
vol.27(06.11.17 UP!)
【釣りバカ観測記録】
「おぉ〜でかいでかい
」
これがおっ●いの事ならどれほど素晴らしいことでしょう。これだけでどんぶり飯3杯は軽くイケちゃいますね。しかしながら残念無念、おっ●いではないのです。一行目でパンツを脱いでしまった中学二年生の諸君、ごめんなさい。
本日は待望の日曜日でしたので、私が棲息するM県のずっと北の方、K市に来ています。いつもならジャグラーを打っているんですけど、たまには大自然と戯れるのも素敵な事です。
職業柄仕方の無い事なのですが、デジタルに汚染されきった脳みそってヤツはよろしくないと思うのです。そもそもコンピューターって0と1しかない世界じゃないですか。人間味がない世界に浸り続けると、私のような廃人予備軍になってしまうのです。
パソコンなんて、私が中学二年生の頃は真っ黒画面に意味不明な文字が表示され、しかもフロッピーしか使えない無機質で機械的なものでしたよ。それが今はどうでしょう。きれいなグラフィックに装飾され、素晴らしい機能満載であれもできる、これもできる、エロ動画も見れる、の至れり尽くせりじゃないですか。巷のOLやおっさんがパソコンパソコンと騒ぎ立てるのも納得です。
「オークションのために買ったんです。少しでも安く買いたいじゃないですか〜? パソコンは15万円でしたけど。」
ちょ…いつになったら元が取れるんですか。プロバイダ料も必要なんですよ。
「ほら、なんだっけ? ヤホー? ゴーグル? オジサンもインテルネッツくらいできないとな〜ガハハ〜、あと枝豆もお願い、ゲプッ」
どうせエロサイト目的でしょうが。ウィルスにやられてしまえ。
まぁそんな事は置いといて、コンピィタァばかり触っている毎日が続くと、脳内ワールドにも異変が生じるのです。データがどうした、システムがどうした、ホリケンがdoした(古い…)、とか意味不明な事ばかり考えているのです。こんな毎日では脳みそが狂っちゃいそうなのです。「すでに狂ってる」とか、分かりきったことは無しの方向で…。
この狂った脳みそを癒すのに一番効果的なのは、やはり大自然でしょう。競争や対立に疲れた人たちが求めるユートピア。田舎暮らしのためにエリート街道から抜け出す方がいるのも不思議ありません。どちらかというと私はエロトピアが…い、今はどうだって良いですね。
到着したのは、「道の駅なんとか」。自然薯(じねんじょ/ヤマノイモの別名)が有名なところらしいのですが、実は釣り堀目当てでやって来たのです。イワナやサクラマスが放流してあるらしく、なかなか美味とのこと。これはもう、がっつんがっつん釣りまくって、むしゃむしゃ喰っちゃるしかないでしょう。
「また釣れた〜。これで4匹目だ〜。」
「おっきい! おっきい!」
楽しそうな家族連れの笑い声。容赦無くガツンガツンと釣っています。バケツに放り込まれた魚たちが、びしゃびしゃと飛沫をあげていますね。たくさん釣り上げるパパの姿に喜ぶ娘の歓喜の声。うんうん、素晴らしい。
さぁ、私もがんばって釣りましょう。はりきって参りますよ〜。私の変態パワーを発揮すれば30匹くらいは余裕でしょう。焼くもよし、揚げるもよし、今夜の食卓は魚三昧です。むひょひょ。
………つ、つ、釣れません。4時間ほどの時が経ち、辺りは薄暗くなってきたというのに一向に釣れる気配はありません。周りの人がポンポンと景気良く釣っていく中、私だけ別次元にいるようです。
「すご〜い、おっきい〜、上手〜。」
活字にするとなんだか卑猥なのですが、こういった声が聞こえる度に焦燥感は加速するばかり。パチンコにも共通するアノ感覚ですね。周りが順調にビッグを引くのに、私だけハマりバケの嵐、そんな心境です。
ギャンブルから離れた大自然の中にいても、連想するのはギャンブルの事ばかり。魚達からも「クズ」と言われているように思えてきて、軽く涙が出ちゃいました。
しかしこのままでは帰れません。1匹でもいいので、小物でもいいのでなんとか釣らなければなりません。これでは晩飯のオカズがありませんもの。夜のオカズも飽きてきましたので何か新調せねばなりませんが、今はそんな事どうでもいい。
生憎、私には釣りの技術が微塵もありません。それもそのはず、経験そのものが乏しいのです。そのため、活路を見出すには頭脳で勝負するしかありません。クズパワー全開ブリバリです。
まずは餌を見直す必要があると考えました。なんか、変なダンゴみたいな餌だったのですが、釣り針から取れやすいのですよ。釣り堀屋の策略なのでしょうか、これでは餌だけ食べられてしまいます。
ましてや釣り堀にいる魚達なので、この餌はすっかり食べ慣れているのでしょう。とても上手に食べるスキルを備えているようです。何か違う餌を考えなければ…。
本来のルールですと、竿・糸・針・餌は釣り堀で用意したものを使用しなければなりませんが、こんなヘッポコアイテムでは釣れるものも釣れません。やっぱり釣りの餌といえば「ミミズ」でしょう。気持ち悪くて触りたくはないのですが、背に腹はかえられません。とにかくそのへんの土を掘り起こしてみました。
にょろにょろと、うねうねとしたミミズちゃん。約20年ぶりにミミズと戯れました。ミミズとのあれこれは、気分を害する方がいるかも知れませんので割愛。
この作戦が見事的中し、速攻でヒット。大きくもなく、小さくもない魚でしたが、4時間に渡る格闘の末、ようやく手に入れた勝利。
長く、そして辛い4時間。実際、何度も挫折しそうになりました。魚達は想像を絶する強敵で、まさしく「とも」と呼ぶに相応しい。その「とも」との熱く、苦しかったバトル。その苦しみを一瞬で吹き飛ばす、あの手応えを噛み締めていましたその瞬間です。
「4時間やって1匹? 下手すぎ。」
もっとこう、大きい〜とか、すご〜いとか、とにかくヒィヒィ言わせてみたいものですね。仕方ないのでピエロでも痛ぶってやりましょうか。あ、でも記録が適度なテキスト量になってまいりましたので一旦休憩させていただきます。ピエロとの濃厚な絡みの詳細はまたの機会にでも。
釣り堀を軽視してはいけません。(私だけでしょうか)
取材ホール/K市H町:【J】道の駅にある釣り堀
プレイ機種/釣り:取材投資400円 回収0円
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