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「紳士的賭博観測記録」 vol.46(07.03.31 UP!)
【沼への第一歩】
世の中が何かと慌ただしく感じるこの時期、私はイマイチ忙しくならず一人浮いた存在になってしまいました。
特別ヒマな訳ではなく、特別忙しくもなく、半端なスケジュールに半端に縛られるという、何だかヌルっとした毎日。リングでは寝技を防げそうな勢いでヌルヌルしています。
忙しくなると暇が欲しくなり、暇になると忙しさが恋しくなるという「無い物ねだり」なのですが、やっぱり忙しくなくてはイカンと思うのです。ヒマになればなるほど、脳内では良からぬ考えが駆け回り、気持ちは自然に下降線を描いていきます。時間を忘れるほどに何かに没頭していないと、精神衛生上よろしくないのですよ。
何でも良いので「夢中になれる何か」を探してみると、意外な所にそれはありました。実は一年半ほど前、このサイトの立ち上げ計画の別案として寝かせていた企画を思い出したのです。まだ計画段階ですのであまり詳しくはお伝えできませんが、要約すると「様々な人への取材」といった所でしょうか。
取材と言うからには様々な機材が必要になります。撮影機材やレコーダー等、結構費用がかかりそうなのですが、私が表現者であり続けるための自身への投資と考えれば安いものです。撮影スキルの向上にもなりますしね。
「安いものだ」と言いながらも実際は予算が少なく、10数万円を握りしめて電器屋へと向かいました。この予算では、プロのキャメラマンが使用するような立派なキャメラなんて到底手が届かないのですが、最近は初心者向けの低価格なデジタル一眼レフが出揃っている模様。私のような貧乏人にも優しいメーカー様が増えているようです。
目当ての商品は、なんと「ニコン製」。ニコンと言えばアレじゃないですか、1個でもニコン、っていう寒い親父ギャグを忘れてしまう程の、言わばキャメラの王様じゃないですか。プロのキャメラマン御用達のキング・オブ・キャメラと言っても過言じゃないくらい素晴らしいメーカーですよね。でも、何が素晴らしいのかなんて、ズブの素人である私にはこれっぽっちも分かりませんが…。
まぁ、使っていれば素晴らしさを感じることが出来るのかも知れません。ファースト・デジイチ(デジタル一眼レフ)はやはりニコンで決まり、という事で小走りで売り場へ向かい、「一番人気! C社のナントカ」とかのポップには目もくれず、ひたすらニコンの安デジイチを探しました。
「これクレ。」
迷う事なく店員に告げると、何とも微妙な返答が返ってくるではありませんか。
「こちらの方がオススメですよ。」
そう言って薦めてきたのは「C社のナントカ」。なんだか撮りやすいらしいのですが、先にもお伝えしたように私の目当てはニコンなのです。C社はお呼びじゃないのです。
「いや、ニコンをクレ。」
「(チッ、どうせコイツも木村拓哉に影響されたんだろう。これだからトーシロは困るんだよ)ハイ、少々お待ち下さい。」
引きつりながらも奥へと消え去った店員が持って来たのは、セット内容が異なる商品でした。絶対、私の事をいいかげんに扱っているとしか思えませんでしたが、私も紳士の端くれとして紳士的に対応するのです。
「コレチガウ。」
「そのセットは在庫切れでして…。一、二週間かかってしまいますけど…。」
無いものは仕方ないので商品到着を待つしかないのですが、とても楽しみにしていた物が手に入らなかった無念さと苛立ちがグングンと膨らんでしまい、居ても立ってもいられません。
ついさっきまでは脳内でキャメラマンになりきって、道行く女性を被写体に心のシャッターをバッチンバッチン切りまくっていたのですよ。田●氏も真っ青になる程にローアングルから狙うため、駅前で寝そべって構えていたのですよ。
それが何ですか、在庫切れってなんですか。でも競合店でもあるYバシキャメラよりもグーンと安かったため、文句の一つも言えません。もうね、この気持ちを抑えるには例のアレしかありませんよね。
アレってアレですよ、光るアレですよ。「仕方ないから」パチスロを打ったのですよ。間違っても中毒者とかの類いではありませんよ。ちょこっと打って、ビカッと光れば良いのです。後は閉店まで打ち倒し、ビカビカに光らせるだけ。これぞ中毒者。
ところが、というかやっぱり全然ダメ。まるで光らない。全然ハッピーを感じることなく取材終了。心の状態をさらに悪化させる引き金となってしまったのでした。
これからニコンを買う方は「僕は森君ファンだから、木村拓哉は関係無い」と公言しなければなりません。
取材ホール/S市I町:【H】元M、これっぽっちも幸せを感じない店
プレイ機種/ニューオアシス:取材投資10,000円 回収0円 |
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