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紳士的賭博観測記録
神出鬼没の変態紳士「やまさん」が贈る脳汁全開コラム。日夜「取材」と称しホール徘徊に勤しむ高純度のスロ中毒者。もしかすると、今夜あなたのホールに訪れるかもしれません。
「紳士的賭博観測記録」 vol.71(07.10.13 UP!)

【星に願いを】

田舎に行くと、星空がとてもキレイですね。

冒頭からこんなロマンティックが止まらない事を言いだすと、「とうとう狂ったか」とか言われそうですけど、とうの昔から狂っているのでほっといて下さい。

まぁ俗説では、女性より男性の方がロマンティックが止まらない生き物でして、「ロマンティックとめて」と言われて「はいそうですか」ってな具合に止まるものではありません。

それでまぁ、30歳を間近に控えても、ロマンティックが止まる気配が微塵もない私なんですけど、ロマンティックと言ったらアレじゃないですか。星空じゃないですか。


「君に見せたいものがあるんだ」

「こんな丘の上に来て、一体何を見せるつもりなのかしら」

「さぁ、車から降りて空を見てごらん」

「まぁ、満天の星空…。やまさん素敵!!」

「ヨシコ…」


そして抱き合う二人。車の後部座席に吸い込まれる二人の身体。サスペンションの上下運動は激しさを増し、満天の星空に包まれながら絶頂へ。


なんてことは全く実現できないまま今まで生きてきたんですけど、本当はあんなことやこんなことをいっぱいしたい訳じゃないですか。星空を眺めていると、色んな妄想が湯水の如く溢れるじゃないですか。

でもね、この街の汚れた星空を見ていて、ふと思い出したんです。ずっと前、何年も前のお話です。


小学生時代、私は理科が好きでした。

いえ、正確に言うと「理科の教科書」が好きでした。

今となっては、読書なんてエロティックブックしか読まない私ですが、確かに小学生時代は理科の教科書が好きで好きでたまらない少年だったのです。と言っても、別に科学少年だったわけではありませんし、ニックネームが「博士」とかでもありません。まぁ、エロ博士ではありましたが…。

そんな科学の科の字も分からない少年が、なぜそこまで理科の教科書に惹かれていったのか。数ある教科の中で、なぜ理科なのか。国語や算数ではいけなかったか。

国語の教科書なんて、文字ばっかりでつまらないものでした。唯一の楽しみといえば、作家の顔写真に落書きをすることくらいで、本文なんてものは一文字たりとも読んだことはありません。

算数の教科書は数字と記号ばかりで、見れば見るほど脳みそが壊れていくのを実感できましたし、その他の教科に至っては、その存在意義すらも理解しかねるものでした。

しかし、理科という教科も、他の科目と同じように理解に苦しむものでした。磁石がどうしたとか、電池がどうしたとか、何を言いたいのかさっぱりわかりませんでした。

とにかく理科の授業や実験は意味不明で退屈なものでありまして、実験なんかでクラスメイトが「キャッキャ、キャッキャ」とはしゃぐ姿を斜めに眺めながら、私は教科書をパラパラとめくるんです。

もちろん、意味不明な長文は豪快に読み飛ばし、写真やイラストばかり眺めていたんですけど、ある一連の写真が目に止まったんです。それは、広大な宇宙の様子を捉えた写真でした。

私達が普段見ている星空は、真っ暗な空に白く小さな星が散りばめられたものですが、教科書の写真は青や赤などの幻想的な光を放つ恒星の群れを捉えたものでした。

こういった恒星の群れを「なんとか星雲」や「なんとか星団」って言うんですけど、「青雲、それは〜」とかって言う線香は全く関係ありません。

話はグルリと戻って「星雲・星団」なんですけど、有名なものですと「オリオン大星雲」や「プレアデス星団」などがあげられますね。プレアデス星団と言ったらアレですよ、昴(すばる)ですよ。自動車ブランド「SUBARU」のマークにもなっています。

教科書には、こういった有名なものの他にも様々な天体写真が掲載されていましたが、そのどれもがとても美しく幻想的なオーラを放っていました。ページに穴が開くんじゃなかろうかという程に、夢中になって見ていました。

こういった写真は、天文台などに設置された天体望遠鏡で撮影されているものですが、当時のアンポンタンな私にはそんな知識はありません。ですから、これらは宇宙に飛び立った人工衛星やスペースシャトルが撮影したものだと思っておったのです。

そして私は、こういった恒星の群れを、実際に自分の目で見たいと思うようになり、いつかスペースシャトルで宇宙旅行を実現させたいと願っていましたが、当時においての宇宙旅行なんてものは、SF映画の劇中でしかありえないお話。

実際に宇宙旅行が実現したのが2001年。これはアメリカの大富豪が実費で行ったもので、一体いくらくらいの費用がかかっているのか見当もつきません。きっと、世界中のありとあらゆる贅を知り尽くした故の、宇宙旅行という決断だったのでしょう。

この民間宇宙旅行から6年が経った今、まだまだ気軽な宇宙旅行は実現されておりません。でも、きっといつの日か、海外旅行と同じように宇宙へ旅立つことができるようになるでしょう。

まぁ、海外旅行もできない貧民である私が宇宙旅行なんて、夢のまた夢ですけどね。



空ばかり見ていると、肩がこります。気をつけて。




取材ホール/取材ホール/S市I町:【PS】ちょいスパーク
プレイ機種/ピエロ:取材投資2,000円 回収10,750円
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