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紳士的賭博観測記録
神出鬼没の変態紳士「やまさん」が贈る脳汁全開コラム。日夜「取材」と称しホール徘徊に勤しむ高純度のスロ中毒者。もしかすると、今夜あなたのホールに訪れるかもしれません。
「紳士的賭博観測記録」 vol.75(07.11.16 UP!)

【サードパーティ】

こないだ、インテルネッツを駆使して、一眼レフカメラのレンズを探していたんですよ。

メーカーサイトを見たり、価格比較を売りにしている某サイトを見ながら、悶々としていたんです。何mm(焦点距離)が良いのか、どのメーカーが良いのかなど、必死に探しました。

だってね、カメラのレンズってヤツは、ビックリするほど高価なんですもの。10万〜20万クラスの商品が、平気な顔して鎮座しておられるんです。スロットで1万枚ほど出さなければ、私のような低所得層の人間は買うことができないほど高価なんです。

そして、その高価なレンズを製造しているのは、カメラ本体を製造しているメーカーなんです。やはりメーカー純正品は高価なんですね。

でも、カメラのレンズを製造しているメーカーにも色々とございまして、いわゆる「サードパーティ」と呼ばれるメーカーもあるのです。こちらになると、同じような機能を持っていても、値段はグッとお買い求めやすくなるのです。


車の世界にも同じようなことが言えるのかも知れません。

例えば、トヨタやニッサンのメーカー純正オプションを装着するよりも、オートバックスやイエローハットで同じような製品を購入したほうが安上がりになる場合も多く見受けられます。

車の世界において、サードパーティの猛威を顕著に感じられるのはスポーツカー部門ではないのでしょうか。現在、数多くのパーツメーカーやカスタムショップが、膨大なパーツを製造・販売しています。

その商品数は、言わば人気のバロメーターであり、人気のGT-RやらRX-7などには唸る程のパーツ類が発表されています。ところが、不人気車種のパーツなどはあまり販売されていませんよね。

ある意味では、サードパーティが多く参入している企業や商品は、その世界でのシェアが多いと言えるわけでありまして、元となる商品を発売している企業はサードパーティの囲い込みが必須となってくるのです。

もうね、自分で書いててアレなんですけどね、脳みそが壊れていくような原稿ですよね。もっと難易度の低い題材に切り替えましょう。


20世紀を代表するヒット商品でもある「ファミリーコンピュータ」。

やっとタバコやお酒が飲めるようになった世代の人達には分からないかも知れませんが、「ファミリーコンピュータ」ってヤツは、まさしくモンスターと呼べる存在だったのです。

もちろん販売台数6000万台以上という記録的な数字にもオドロキ・モモノキ・樹木希林なわけでありまして、同日に発売されたセガ「SG-1000」というゲーム機の存在すらをも闇へ葬ってしまったんですね。

そして、ファミリーコンピュータ界に参入する企業の数が、半端なものでは無かったのです。ゲームソフトのタイトルが1,000を超え、コントローラー等の周辺機器のラインナップも、未だ破られることのない記録になっているのではないのでしょうか。

とにかくファミリーコンピュータのコントローラーには様々なものがありました。印象に残っている物をいくつか挙げてみましょう。


第一に、純正のコントローラーに装着する、ヘンテコリンなバネと卑猥な棒状のものがくっついた怪しさ満点のものがありました。これは、「ウルテク3 名人くん」という商品名ですが、操作性が最高に悪く、ウルテクなんて披露できるわけがありませんし、名人なんて夢のまた夢。

第二に、「ホリコマンダー」。これは有名すぎるコントローラーですね。操作性もさることながら、連射機能付きには悶絶しましたね。こいつの十字キーに「ファミコイン」を装着すれば、シューティングゲームを快適にプレイすることができました。

第三に、コントローラーの王様とも言える「ジョイボール」。十字キーが、突如として巨大な球体に変貌してしまった商品であり、もはやコントローラーの枠を超え、宇宙そのものを体現している、と言っても過言ではない代物です。操作性は今一つですが、デザイン性、独創性では、21世紀になっても彼を超えるものは現れないでしょう。


ということで、サードパーティがいかに重要なものなのか、十分にご理解いただけたと思います。

今の時代、単にモノを作るだけでは駄目なのですね。本体の付加価値となるものが周辺機器であり、それらが整っていない製品は完全であるとは言い難く、シェアを伸ばすことも容易ではありません。

一般的に、中心的活動を行う企業「ファーストパーティ」は世間から賞賛を浴びるものです。しかし、それに付随する企業だって、負けないくらい素晴らしいと言えます。こんな荒んだ社会だからこそ、物事の捉え方に柔軟性を加え、違った角度から社会を見るのも面白いのかも知れません。


でも、「ウルテク3 名人くん」だけは許せません。




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