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「紳士的賭博観測記録」 vol.88(08.03.07 UP!)
【ギャンブラー】
「ギャンブラー」というものは、本当に質(たち)の悪い生き物です。
でも、マンガやゲームに登場する「ギャンブラー」といったら、なんだか無性に格好良い存在じゃないですか。イケメンでクールガイというのが定番じゃないですか。
熱血主人公やその仲間達が、魔王によって汚染された世界を救うために頑張っているというのに、「フッ…」とか言ってのける冷血漢。
しまいには、「ダイスの出目がどうのこうの…」とか、「群れるのは性に合わない…」とか言って、パーティから離れて何処かに行ってしまうんです。動物に例えると「猫」みたいなものでして、プレイヤーの思惑通りに扱うことができないんです。もうね、悔しさが溢れ出て、お股びしょびしょ。
でもね、ひとたび主人公が窮地に陥ったりなんかしたらですね、どんなに危険な状況でも助けにやってくる頼もしい一面もあるのが、この「ギャンブラー」のキャラクター設定の定番。
まさに「命がけ」なわけでありまして、いくらギャンブラーとは言えども、「それは賭けちゃイカンでしょ」と諭したい。そんなに格好良過ぎては、主人公の立つ瀬がありませんもの。
まぁ、そのような「孤高のナイスガイ」というのが、フィクション中におけるギャンブラー像でありまして、格好良過ぎて股も濡れるというものです。もうね、抱かれても良い。
しかし、現実から目を背けてはいけない。
現実世界のギャンブラーなんてものは、基本的に「楽をして儲けたい」という考えを持つ人間です。特に、パチンコなどの身近な大衆娯楽に興じる人間は、とてもじゃありませんが前記のような「孤高のナイスガイ」とは無縁の存在です。
もれなく私もスロッターでありましてですね、まぁ孤高でもなければナイスガイでもなんでもなく、ただの孤独なオッサンなんですけれども、スロッターの気持ちはよく分かります。
もうね、単刀直入に申し上げますと、アホなんでしょうね。だってね、どう転んでも自分の都合の良い方にしか状況判断ができないんですもの。そもそも「勝てる」と思って挑む事自体がナンセンス。
でも、自分だけは特別だと勘違いしてしまうのがギャンブラー。「今日は勝てる」と思い込んで足繁く通い、多くの人が負けるわけなんですけども、やはりそうでなくてはパチンコ店は成り立ちません。
もれなく私もスロッターでありましてですね、「自分の都合の良さ」全開ですよ。どちらかというと全壊ですね。まぁ、毎度のことながら、「今日は勝てる」と意気込んでおります。そして毎度のことながら惨敗…。くやしいのう、くやしいのう…。
でも、スロットの場合ですと、高設定台を確保することができれば勝てる見込みはグングンと上昇しますよね。まぁ、そんなチャンスは滅多にないんですけど、先日、設定6確定のピエロを捕獲したんです。
この日捕獲したピエロは、履歴と告知札から察すると、どう見ても最高設定は確実なものでした。前に打っていた人間が、何故やめてしまったのかと悩ませる程の履歴です。
もうね、こんな良台を目前にしてしまったらね、迷わず特攻じゃないですか。美味しそうな履歴をぶら下げたピエロと戯れないなんて、スロッターとしてあるまじき行為なのです。据え膳食わぬはなんとやらとか、穴があったら入れたいとか言うじゃないですか。
しかし、この日は取材費用が乏しく、できることなら千円で当たりを引きたいという寒風吹き荒ぶ懐具合でした。いくら高設定と言えども、ハマる時はしっかりハマリます。少ない取材費では、勝てるものも勝てなくなってしまうのです。
でもね、ここで「自分の都合の良さ」全開ですよ。言わば「スロット脳」ですよ。私のキ●ガイエネルギーを持ってすれば、5ゲーム程でペカらせることも不可能ではありません。その後は、お約束のジャグ連でカチカチにモリモリですよね。
…光ら、な、い…
履歴を見ると、それは紛れも無く高設定。前に打っていた人は、間違いなくカチカチにモリモリですよ。しかし、ひとたび私が打ち始めた途端、ランプの中の人がお休み状態。一向に光を放つ気配がありません。
皆様にも経験がある思うんですけど、有り得ない程に良い履歴の台を打っても、何故か自分だけハマることってありますよね。裏で操作されているんじゃないか、とかいう被害妄想が膨らんだりして大変ですよね。
今回の取材ホールは、最近になってやたらと香ばしさが漂う、というか充満しているホールですので、裏で操作されている可能性は否めないんですけど、そんなことを言い訳にするのはギャンブラーとして恥じゃないですか。
「操作」の可能性を否定すると、その他の可能性としては「契機役からの蓮荘」とか、「内部確率の変動」とか、何らかのカスタマイズが施されていることが挙げられます。分かりやすく言うと●モノです。
おっとっと、ちょっと核心に触れすぎたっぽくて、「あれ、こんな夜中に誰だろう…」みたいな展開はご免こうむりたいので、裏モ●説は否定しておきましょう。
まぁ体感的には、最高設定だった台が突如として最低設定に変身してしまったようなものでありまして、これが俗に言う「トランスフォーマー」なんでしょうかね。まさしくコンボイの謎。
少ない取材費で良い取材はできません。予算は多めに。
取材ホール/S市I町:【H】全然ハッピーじゃない
プレイ機種/腐れピエロ:取材投資4,000円 回収0円 |
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