ほら、あなたの隣。
その彼が私かもしれませんね…


vol.11(06.07.11 UP!)

【さようなら】

このタイトルだけで、『遂にこのコーナーも打ち切りか! やったぜ!』と小躍りするそこの貴方。それはぬか喜びというものです。確かに打ち切りの危機にさらされておりますけれども、まだまだ変態パワーは衰えていないつもりです。

しかしですね、実は最近本業のほうが多忙気味になってしまい、ろくに取材ができていないのが現状。鮮度と純度の高い取材レポートをお贈りしたい想いではち切れんばかりなのですが、今回は「みなし機」について少しだけ考えてみました。

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数年前、私の棲息するエリアには「W」という古いパチンコ店がありました。そのすぐ近くにはまずます新しい「G」というホール。誰もが共通して「新しい店舗が好き」ということが言えると思います。このエリアにおいてもその法則に従って新しい「G」へお客様が流れていました。

しかし私を含めた地域の変態住民の数名だけは、そんな腐った法則はお構い無し。

マニアなら誰でも喜びそうな珍古台が多く設置されていた「W」。いや、新しい機種を入れられなかったというのが本音でしょうね。当時の新台と言えば「北斗」。しかもデビューから1年程過ぎてから導入されたのを覚えております。もちろん吉宗等、当時流行していたマシンなんてありません。

あまり詳しくお話するとバレてしまいそうですが、もう過去の話なので大丈夫でしょう。おっさんなら皆ご存知の「大漁」「キュロゴス」「大花火」「ドンちゃん」等往年の迷機や名機達がひっそりと佇んでおり、一島に2〜3人のマニアがいつもその台を弄っております。

ここはいつ来ても客がほとんどいません。店員は無愛想でしたが、私にとってはパラダイスでした。とにかく「大花火」中毒だった私は、暇さえあれば「てろ〜ん、てろ〜ん」と鉢巻リールの動きに一喜一憂していたのであります。

本当に大花火しか打たない程の狂いようだった私は『大花が無くなったらスロット辞める、他に打つ価値のある機種が無い』とさえ考えておりました。でも「猛獣王」撤去の時も同じような事をほざいていた記憶がぼんやりとありますが…。

雨の日も、風の日も、クリスマスイブにだって通いました。イブの日なんて、自宅でのパーティーのために会社から拝借した「サンタセット」を装着したまま入店したほどの狂いっぷりです。

真っ赤な衣装と帽子を全身に纏い、スロットを遊技する変態。さすがにヒゲまでは装着していなかったのですが、通報されなかったのが奇跡でしたよ、ホントに。やはり聖なる夜だけあって大目に見てくれたのでしょうか。

しかし、そんな大花ライフを打ち切る重大な事件が私を襲いました。それは「閉店」。当たり前と言ってしまえばそれまでなのですが、本当に客がいなかったのです。潰れて然りですね。(※現在「W」店は「D」店へ、「G」店も閉店し、「Z」店に。「Z」店についてはvol.04参照)

初めて「間延び」を聞き、初めて711枚を獲得したあの店。電飾が消えたままの看板を前に、幾多の記憶が走馬灯のように脳内を駆け巡りました。そう言えばポリスマンに職務質問もされましたっけ。どれだけ怪しいというのでしょうか、一体。


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