ほら、あなたの隣。
その彼が私かもしれませんね…


vol.70(07.10.06 UP!)

【地球滅亡の危機】

先日、稲刈りをしました。

妻の実家には広大な田んぼがあり、そこではいつでも人手不足だというのです。田植えも稲刈りも1週間はかかってしまうほど、田んぼが多くて大変らしいのです。

そこでこの私、変態紳士の登場ですよ。「バリバリ頑張りますよ〜」と意気揚々田んぼに向かう私。でも、実際の田んぼ仕事はとっても大変なんです。普段パソコンばかり愛撫して暮らしている人間にとって、お天道様の下で一日中働くのは自殺行為と言えるでしょう。

でも、私は田んぼ仕事が嫌いではありません。その理由は大きく2つありまして、一つは妻の実家ではビールが飲めるということ。

普段、発泡酒しか飲めない私にとって、ビールとは高級品なのです。しかも、農作業のお手伝いをした後のビールは格別。やはり、疲れた身体を癒すのはビールしかありません。

しかも、自分で買ったビールではありませんので、遠慮なくいっちゃう訳じゃないですか。もうね、ぺろりんちょ、と4〜5本の瓶ビールが転がっちゃうじゃないですか。

「もう少し遠慮しようかしら、これでは失礼極まりないのでは…」とどこかで思ってはいるものの、1本空けた時点で、そんなことはすぐにどうでも良くなってしまいます。


そしてもう一つは「気分転換」がしたいということ。

前記したように、年がら年中パソコンをクリック&クリックしていると、自然と脳みそがデジタルワールドに飲み込まれてしまい、人間の心が失われていくような錯覚に陥るのです。

数年前までは、「アナログなくしてデジタルは語れない」などと思っていましたが、この便利な世の中においては、そんな思想なんていとも簡単に崩れ落ちてしまうではありませんか。

インテルネッツでなんでも調べられて、小型無線電話機では卑猥な動画も見られるほどに文明は進化を続けているのです。しかも、今では小学生だって小型無線電話機を持ち歩く時代だというから失禁ものです。

私が小学生の頃には、そのような発達したコミュニケーションツールなどはありませんでした。しかも、唯一の通信機器であった家の電話は、今時のプッシュホンではなくダイヤル式でした。リダイヤルや番号登録といった便利な機能は一切搭載していない、無骨で潔いものでした。

そいつをね、「じ〜ころ、じ〜ころ」と回して友達の家に電話をかけるんです。


「じゅんじ君いますか?」

「あ〜、遊びに行ってるみたい。」

「あ、そうですか…」


本日の予定、空白のまま終了。

ところが、小型無線電話機が主流となった今、直接本人に電話をかけることができるようになりました。しかし、とても便利になった反面、相手には都合の悪いことでもあるのです。


「ハロー、じゅんじ君、元気かな?」

「ハァハァ、い、今、エッチなDVD中なのです。」

「あ、そうですか…」


結局のところ、何を言いたいのかサッパリ分からなくなってしまいましたが、とにかく現代社会はデジタルに溢れているのです。なんだか分かりませんが、心が殺伐としてくるようなのです。

そんな時に必要なのが「気分転換」ですね。私は生粋の田舎育ちですので、大自然の中に身を置くと、とてもリフレッシュしたような気分になれるのです。


その日も、山と空と田んぼに囲まれて、黙々とお手伝いしていたんです。刈られていく稲穂を見つめながら、大地の恵みの素晴らしさを感じていました。

今、世界中で盛んに環境問題が取り上げられています。アル・ゴア氏などの知名度の高い方の活動もあり、世界が注目している問題となっています。地球温暖化、産業廃棄物、環境汚染など、人類に課された問題点は多岐にわたります。

このまま環境破壊が続くか、もしそうでなくても核戦争などの人為的な環境破壊が起こる可能性を考えると、地球上での豊かな暮らしは近い将来には過去の産物となってしまうのかも知れません。


しかし、地球滅亡の危機は、意外にも身近なところに潜んでいたのです。




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